yukikomado

大きな足の天使をモチーフに絵を描いています

信長びいき

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にハマっている。大河にハマるのは2004年の「新選組!」以来である。共に三谷幸喜さんの脚本だが、相変わらずシリアスとコメディの入り交ざった群像劇が面白い。頼朝亡き後の鎌倉の詳しい歴史を知らなかったので、毎回新鮮な気持ちで観られるのも楽しい。

しかし数年前の「真田丸」は同じ三谷脚本ながら、見る気がしなかった。理由は簡単である。「戦国時代だから」。

私にとって戦国時代とは、「織田信長が生きていた時代」なのである。数多の戦国大名がひしめく過酷な国で、信長が生まれ、悩み、苦しみ、戦い、強烈な光を放ち、そして炎の中に消えていった時代。だから、信長がいなくなった後のことなど、知ったこっちゃないのである。

とにかく信長が好きすぎて、客観的に見れないのだ。完全に信長側の視点で見てしまうので、戦国ドラマはストレスがたまる。信長公亡き後の秀吉の振る舞いがムカつく。ましてや明智が主人公のドラマだ?ふざけんなヴォケ!!の一言である。なので来年の家康が主役のドラマも多分見ない。家康は息子を信長に殺されて恨んでるからな〜完全に信長が仇役っしょ。見るか!!

その点、鎌倉時代はそういう余計なストレスが無いので、非常に楽しく毎回キャッキャしながら見ることができる。いやほんと今回の頼朝、義経まじ良かったわー。大江様も渋くて好きだわー。ほっこりできた安達さんや、三浦のおじさまが死んじゃって寂しいわー。時政との子供っぽい親友ぶりが大好きだった。しかしまさか「ボケ倒死」で来るとはね。さすが三谷さんだよ。

さてそんな日曜日の夜に、信長を主人公にした現代ドラマを見た。戦国大名のクローンの若者達が、派手な不良コスプレして喧嘩上等!なノリだけで話が進むドラマである。チャラい。チャラすぎる。しかし、はっきり言ってgoodである。なぜなら主役が信長だからだ。しかも他のうぞーむぞーの戦国大名とは別格扱いのかっこいい信長なのである。いいよいいよ!合格!!OK!!

話の質なんていいんだよ。とにかく信長様がかっこよけりゃあいいんだよ!というわけで、信長絡みの話はとことん贔屓の引き倒ししまくる私であった。

ははッ!ありがたき幸せ!